僕が睡眠時無呼吸症候群になったお話と経験談【検査から入院まで】

睡眠時無呼吸症候群

僕は睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気だったみたいです。(24歳まで気付きませんでした)

 

基本的に睡眠時無呼吸症候群は、寝ている際に呼吸が止まる病気です。

睡眠時無呼吸症候群は、本人が気付かないケースがほとんどです。

寝ている間呼吸をしてないというのは、本人で気付く手段がないので

検査・治療を受けていない人の方が多いとされています。

 

●睡眠時無呼吸症候群の基準

10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、
無呼吸の状態が一晩(7時間の睡眠中を基準とし)で30回以上ある事。
もしくは1時間で、無呼吸回数が5回以上で睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されます。

 

僕も全く気付きませんでしたし、寝ている時に5分くらい呼吸が止まってたぞ!と言われて

初めて睡眠時無呼吸症候群という病名を知りました。

 

医師に相談した所、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療については

長期的に時間を見ながら解消していく事が大切と説明されました。

僕自身の睡眠時無呼吸症候群の経験談を含めて症状や、原因、リスクについて詳しく説明していきます。

 

睡眠時無呼吸症候群の症状

 

睡眠時無呼吸症候群の症状は眠っている際に呼吸が一時的に止まります。

 

本来であれば、脳や身体を休ませる為に睡眠をします。そして1日の疲れを取るんですね。

睡眠は、脳と体を休息させるために必要な行為ですが、

睡眠時無呼吸症候群は倦怠感、集中力の低下、日中の強い眠気もあり、日常の生活においても悪影響があります。

それが僕みたいな睡眠時無呼吸症候群の患者は

睡眠時に無呼吸状態となり、それが繰り返されることによって、身体中の酸素量が減っていきます。

すると体内では、不足した酸素を補おうと、身体は心拍数を上げていきます。

無呼吸であることには気付かないのですが、自分の知らないところで脳や身体に非常に大きな負担がかかっています。

 

医師の説明では睡眠中に無呼吸を何度も感じる人もいるとのことです。

僕は全く感じた事は無かったですが・・・

 

寝ている間も自分たちでは気づきにくいのも特徴的です。

 

寝ている時に急に無呼吸になると体も驚き、この状態が10秒以上続くと飛び跳ねる様に起き上がる人もいます。

呼吸が出来ないと脳が感じ、熟睡していても飛び跳ねて起きるのです。

 

これはとても体や健康に害があります。このような感覚で起きるのですから相当焦りますし、

高齢者ならば致命的な障害になる可能性もあります。

 

まずは自分が睡眠時無呼吸症候群かどうかを確認します。

生活習慣病ともいわれているので、出来れば早く改善を試みる様にしましょう。

 

こんな方は注意が必要、睡眠時無呼吸症候群の症状

自分が睡眠時無呼吸症候群かどうかを確認するためのチェック

● いびきを掻きやすい
● 大きないびきを掻いた後に静かになる(呼吸が止まる)
● 呼吸が出来ないと感じ焦ることがよくある
● 呼吸が乱れ、安定しない、苦しくなる、頭が真っ青になる
● 寝ている間にも何度も目が覚めて起きてしまう
● 寝汗が大量に出ている
● 夜間に目覚めて、尿意を強く感じる

起きた時に感じる症状

● 口の中がものすごく乾いている
● 頭痛がしていて朝起きたら頭が重い
● まったく疲れが取れない、いくら寝てもだるさが残り疲労が回復しない
● スッキリ起きることが出来ず、倦怠感や眠気が残る
● 熟睡していると感じる事がない
日中感じる症状
● 突如耐えられないほどの強い眠気に襲われる
● だるさ、倦怠感がある
● 眠気に襲われることで集中力が持たない
● 常に疲労感がある

など様々な症状があります。

特に、8~10時間の睡眠をとったのにも関わらず、僕の場合は全く熟睡感がありません。

僕の経験談からお話しすると、この症状ほぼすべてに当てはまります。

このことから無呼吸は良質な睡眠を取るにあたってとても障害となります。

僕が経験した症状

僕の経験談をお話しすると、そういえばこんな症状があったと今になって気付いた事があります。

 

今考えると高校生の時から睡眠時無呼吸症候群だったのかもしれません。

授業中必ずと言っていいほど寝ていました。

自分ではしっかり受けたいと思っていても、自分の意思では勝てないほどの睡魔なのです。

 

この授業はしっかり受けないとやばいという事で

眠眠打破を飲んだのですが、その5分後に寝たという事件が高校生の時にありました。

「お前やばいなと」みんなから言われました(笑)

 

● 眠眠打破を飲んだ5分後に寝てしまう
● いびきが酷い
● 横になると意識を失ったように寝てしまう
● 運転中に急激な眠気に襲われる
● 朝起きないといけないと分かっても起きれない
● 我慢できない眠気に襲われ仕事中でも寝てしまう
● 毎日倦怠感がある為、それが当たり前だと思ってしまっている
● 朝異常なくらい喉が乾く
● これでもかっていうくらい寝る前にトイレに行く
自分が経験したからこそ言えるのですが、

基本的には、パートナーや家族から指摘されて気付くケースがほとんどです。

経験談からお話しすると、僕もパートナーに言われて初めて気づきました。

広く理解されていないケースも多いので、周りの方で上記の症状の当てはまる方がいたら

すぐに診察を受けることを進めてください。

 

 

このようになってしまうことで、ストレスの原因になったり、日々の生活にも症状が出たり、色々な危険があります。

このような症状から考えられるリスクや二次的な被害

睡眠時無呼吸症候群の症状は身体的にも大きなダメージを与える事になります。

身体的にはどんなに睡眠時間をとっても寝不足になります。

寝れなくなるのが怖い、また睡眠が浅く感じられます。

そのため疲れが取れないと行った二次的な被害があります。

また経験談から医師は 睡眠時無呼吸症候群がつづくと動脈硬化が悪化することがあると言われました。

心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの合併症に繋がる可能性もあるので早期の治療が好ましいのは言うまでもありません。

 

そして睡眠中に軌道が狭くなるといびきが生じます。

軌道が狭くなってしまうと体内の酸素が低下します。

個々で起きて、再度寝ても同じ様に繰り返し症状が見られるケースもあります。

この症状は閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に該当するようです。

私も医師に相談したらこのケースと指摘されました。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)

軌道がふさがってしまうことで無酸素となり閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は
いびきや呼吸困難と様々な症状が身体的な問題から引き起こされます。

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

一方中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)は肺や、気道の問題でなく脳の機能、
呼吸中枢の機能が正常に機能していないタイプです。
脳からの司令伝達がうまくいかないために症状を引き起こすことになります。

 

例外

 

例外として肥満体質の方はこの症状にかかりやすいと考えられます。

肥満による呼吸の軌道が塞がれているとき、首周りの脂肪の沈着が原因だったり、

鼻炎による鼻づまりも原因となることもあります。

また、ストレスや喫煙によって呼吸器官が狭くなるなど様々な原因が要して

睡眠時無呼吸症候群の症状が感じられるようになります。

このことから体質や生活態度なども大きく影響することになります。

生活態度を見直すだけで症状が改善する方もいるほどです。

 

改善方法(治療)

CPAP

経鼻的持続陽圧呼吸療法はマスクを鼻や口に取り付け酸素を送り
呼吸をサポートするための治療です。
マスクを介して狭くなっている気道を広げます。
持続的に空気を送ることで症状が改善されます。
重度の方にはコンパクトに自宅で利用できるモデルもあります。

マウスピース

軽傷〜中傷の方はマウスピースで治療する方法が最近の主流です。

 

外科手術 

外科手術でも解消することが可能です。
睡眠時無呼吸症候群の中でも多いのが口蓋扁桃肥大が原因であることが多く
原因の扁桃を切除したり、骨格的に上気道を確保して気道を広げるために手術をします。
慢性化している方は手術をして解消するようにしたほうが良いでしょう。

 

タバコの吸いすぎも注意

タバコは脳や気管への影響が最も高く、更には肺までもダメージや影響を及ぼします。

そのため中には禁煙したら、症状が緩和した方も少なくありません。

症状が緩和するのは生活態度や食生活の見直しも重要です。

 

また、お酒の飲み過ぎも原因でした。

飲酒しなくなりをしなくなり、症状が緩和しましたので、自分の生活態度を見直すだけで症状を軽減することが可能です。

また花粉やアレルギーなども影響しているので時期的にも十分な注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心当たりがあるようならば病院や診療所で診察してもらいましょう。

睡眠外来を設けているクリニックなどもあります。

 

僕が受けた検査

 

簡易キットを医師から支給されました。

指先にセンサーをつけ、血液中の酸素の状態と脈拍数を測定するみたいです。

これにより、無呼吸により起こる酸素の低下状態が診断されます。

 

あとは鼻に呼吸のチューブのような物をして寝るだけです。

 

3週間後、このような結果が届きます。

 

睡眠時無呼吸症候群診断書-876x1024

 

異常値!!!笑

 

寝ている間に48秒無呼吸状態。そして3時間で17回も無呼吸になったり

普通じゃないです。

 

初めて紹介状というのを書いてもらいました。

24歳にして紹介状を書いてもらうことになるとは思いませんでした。(トホホ・・・)

 

紹介状

 

これを持って、大学病院に行くことにしました。

循環器内科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、歯科口腔外科・矯正歯科

大きい病院だったからか、5つも診察を受けることに。

 

そして、1日入院をして精密検査を受けることになりました。

夜遅くに入院し、朝早くには退院できますので、サラリーマンの人でも安心して行けますね。

 

僕は、検査の結果マウスピースでの治療となりました。

 

これを付けるのと付けないとでは天地の差です。

 

今では快適な睡眠生活が送れています。

まとめ

 

経験談から自分はすぐに検査を受け、1日入院して精密検査を受け、

軽傷だった為マウスピースを付けることで改善する事ができました。

世界が変わります(笑)

 

また早寝、早起きを繰り返すことで症状がでなくなりました。

基本的には自分の体の健康バランス、またストレスのない生活を送り、それぞれ体質等も影響していると思います。

放っておくとそのリスクも高まります。

 

睡眠時無呼吸症候群を経験したからこそ分かりますが、とても危険な病気です。

特に、運転をする仕事をしている人はいますぐに治療をしましょう。

最近、こんなニュースが出ていましたね。

[blogcard url=”https://www.asahi.com/articles/ASLB04VWVLB0ULOB01L.html”]

睡眠時無呼吸症候群の症状が運転中に出てしまい起きてしまった悲惨な事故です。

一時的な問題ならばまだしも、長期的に慢性化する前にいちど医師に相談して解消を早期に練る必要があります。

 

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